ラーメンこそが世界最強グルメの件

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こんにちは、フラメンコギタリストの松村哲志です。

 

毎年のようにツアーで廻って、
気がついたら日本全国一周も6回目…

 

いままで知らなかった日本の姿を旅の間に垣間見て、どんどん日本にハマっていく自分がいる。

 

若い頃の自分は日本の事をそれなりによく知ってるつもりでいた。

 

だが、

 

23才から27才までの間、
スペインのマドリッドで世界各国の人たちと共に生活するようになり、
その人達に対して、日本のことをほとんど説明できないことに気がついた。

 

他の国の人たちは自国のことを毎晩サロンで激しく話し合ったりしていて…
自分はそんな話を聞きながら意識の高さの違いを感じて羨ましい気持ちもあったが、それがまた楽しかった。

 

特に面白かったのが、アフリカ人の話とコロンビア人の話。

 

草原で獲物を捕らえた後の話とか、
料理を作る方法とかこっちが知らないことばかりで興味津々で聞いていた。

 

そんなアフリカ人から、

 

「日本人はみんな空手が出来るんだろう?」

 

と聞かれたときは本当にそう信じていることに心底驚いた。

 

あ、そうそう、
料理の話なんだけど、どこの国の人たちも日本のグルメのことを多少は知っていた。

 

寿司と天ぷらと刺身…これぐらいだったが。

 

 

 

 

 

(写真は石川県金沢市にあった小松弥助)

 

アフリカ人にとって、
魚を生で食べる感覚が全く理解出来ないらしく、
寿司と刺身の話をみんながするといつもアフリカ人だけ気持ち悪そうな顔をしていた。

 

 

 

 

 

ちなみにそのアフリカ人はアンゴラ出身。

 

その当時の自分は、
スペインにやってくる前から
ほぼ一銭もないような生活状態だったので、
そんな寿司とか天ぷらとか高級なものは食べたことがなかった。

詳しいプロフィールはこちら! 

 

廻る寿司屋くらいしか行ったことがなかったので、
寿司のことも天ぷらのこともほとんど説明出来なかった。

 

 

 

 

 

(写真は自分が日本一だと思う新潟県の廻転寿司「弁慶」)

 

きっとその当時の友達には日本のグルメは値段が高いというイメージしかなかったと思う。

 

そんな自分も今はフラメンコギターを弾きながら全国を回って旅を続けている。

 

そして寿司や天ぷらに限らず、いまや食べてないものはほぼない。

 

冒頭でも言ったけど、
気がついたら6回も日本一周をしている。

 

そんな中で、演奏後の楽しみの1つが各地のグルメ。

 

地方によっては、
ライブ終了後の時間はほぼ全ての店が閉店している場合もあり、
昔はよく困ったことがあったが、今はちゃんと先回りして調べている。(笑)

 

活動初期の頃は、
各地の人たちが連れて行ってくれるところで心から感動していたのだが、

 

いまは、自分で探しながら行っている。

 

そんなご当地グルメの中でも、
ひときわ輝いているのが…

 

ラーメンだ。

 

 

 

 

 

(写真は山形県米沢市の「ひらま」)

 

いまや、日本全国のご当地ラーメンはほぼ制覇しているが、未だに新鮮な驚きがある。

 

北海道から鹿児島まで、
どこに行ってもラーメン店はすごい数があるし、

 

 

 

 

 

(写真は新宿歌舞伎町にある「すごい煮干しラーメン  凪」)

 

種類も豚骨ラーメン、塩ラーメン、味噌ラーメン、
醤油ラーメンとそれ以外にも数えきれないくらいあるが、

 

自分が好きなラーメンのひとつに、
「末廣ラーメン本舗」というのがある。

 

 

 

 

 

(写真は秋田県の山王本店)

 

なんと24時間営業のラーメン屋だ。

 

秋田県に本店があって、
東北地方に6軒、高田馬場にも支店があるので合計7軒ある。

 

自分は東北地方の店には全て行った。

 

 

 

 

 

(写真は青森県津軽地方の青森駅前分店)

 

最初に入ったのが、
「秋田駅前分店」

 

夜中の2時過ぎなのに、
ズラーーーッと行列が並んで入るのに40分くらいかかった思い出がある。

 

他に開いてる店がないので、
仕方なく待ったワケなんだけど、

 

 

 

 

 

さて、食べて目を剥いた。

 

本当にそれくらいすごいかった。

 

で、ラーメンだけじゃなく、
焼飯も凄まじくうまいのだ。

 

それ以来、末廣ラーメン本舗がある土地に行くと必ず寄っているワケなんだけど、
その中でも特に自分がおススメの店は、秋田駅前分店と仙台駅前分店。

 

 

 

 

 

(写真は仙台駅前分店)

 

この2軒は本当にすごい。

 

ま、同じ店でも作る人によって味が異なるから当たり前なんだけど、やっぱり店毎に味が全然違う。

 

こんな旨いものがあったのか!
と本気で思ったくらいにレベルが高かった。

 

結局は金がないと食べられないような高級な寿司や天ぷらよりも、
ラーメンのように誰でも気軽に食べられるB級グルメこそが本当のグルメだと思う…

 

…ということを、全国津々浦々回って知った。

 

ラーメンこそが日本が世界に誇るグルメだ。

 

海外に出る前に、まず日本全国を旅して回った方がいい。

 

いま、ここで書いているぐらいのことを、
スペインで生活する前に知ってたらもっと日本の良さを話せたな…と思う。

 

あの時のアフリカ人がラーメンの存在を知ったら絶対に美味いとハマったはずだ。

 

魚を生で食べるとか、習慣のない人からすると正気の沙汰ではない。

それに比べてラーメンは世界中の人が食べられる条件が揃っている。

 

フラメンコをやってる人なら大体の人が知ってると思うが、
スペインからやってくるアーティストはみんなラーメンが大好きだ。

 

スープがアンダルシアの家庭料理の
「プチェーロ」に似てるらしい。

 

来日したアーティストを連れて行くと、
殆どのスペイン人がラーメンと焼肉には間違いなく喜ぶ。

 

その中で、一番人気があったのが、

 

家系ラーメン

 

 

 

 

 

(写真は神奈川県横浜市にある家系ラーメン総本山の吉村家)

 

どうやら鶏油と豚骨醤油スープのブレンドが脳天を直撃するらしい…。

 

スペイン人によっては、
今は夜中だから塩ラーメンにして、
明日の昼間に味噌か豚骨を食べるよ!というくらいのラヲタも存在する。

 

あ、そうそう家系ラーメンといえば、
総本山直系や亜流を含めて世界中に約600店舗もあるという。

 

600軒…

 

凄い繁殖力。

 

あ、そういえば、
マドリッドにも家系ラーメンが一軒あるらしい…。

 

吉村家もそんなことになるとは思っていなかっただろうね。

 

こんな感じでじわじわと世界の人々を虜にしながら、
10年先には世界中にラーメン店が広まっているのだろう。

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