一期一会の教訓…たった一度だけの美学

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こんにちは、フラメンコギタリストの松村哲志です。

 

実は先日、
仲間うちで海の見える秘密の場所でBBQをやりました。ᕦ(ò_óˇ)ᕤ

 

 

 

 

 

そこはまぁ~美しい景色が広がって、
近場と思えないほど海の色も綺麗で、更に人が誰も居なくて最高ーーー!

 

なんですが…

 

なんですが、

 

蚊がウジャウジャいてもう大変でした。( ;´Д`)

 

というわけで、
朝からムヒを手放せない状態が続いています。(;´Д`A

 

 

 

 

 

 

さて、いきなりですが、

 

一期一会

 

って、言葉…ありますよね?

 

もともとは、茶道の世界から生まれた言葉らしいです。

 

あの千利休が作ったと言われていますが、定かではないそう…

いちご-いちえ【一期一会】の意味・使い方

出典:新明解四字熟語辞典(三省堂)

一生に一度だけの機会。生涯に一度限りであること。生涯に一回しかないと考えて、そのことに専念する意。もと茶道の心得を表した語で、どの茶会でも一生に一度のものと心得て、主客ともに誠意を尽くすべきことをいう。▽千利休の弟子宗二の『山上宗二記やまのうえそうじき』に「一期に一度の会」とあるのによる。「一期」は仏教語で、人が生まれてから死ぬまでの間の意。

 

この言葉の意味は、

 

人生は待ってくれないし、
人の気持ちも周りも環境も常に変化している。

 

そもそも人と人のつながり自体曖昧なので、
安定とか安心がずっと続くことはない。

 

それが人生ってもんだよ。

 

だからその瞬間瞬間に全身全霊を掛けて、
いまこの時間を最良のひと時にしよう、
そして人に対して真心を尽くしましょう。

という言葉。

 

先ほども言った通り、
もともとお茶会の席で出来た言葉…

 

なんだけど、

 

自分はフラメンコのライブでもクラスでも、
これと全く同じようなもんだと解釈している。

 

ライブでもクラスでも一体感が大切。

 

演者や教える側が一方的に見事なだけではつまらないし、

観客も受講する人達も同様に
その感覚を共有することが出来たらこれ以上最高な瞬間はない。

 

毎回が一生に一回しかない場、
いまこの場をどこまで最高の形に出来るか?

 

毎日の生活の中で、人と関わる場では、
それが仲間とのBBQであっても旅行であっても、また合宿でも全て同じことだ。

 

 

 

 

 

もちろん最初は良くしようと思っていても、
予定と真逆になってしまうことがある。

 

もちろん、全く自覚はないのだが、
謙虚さを通り越してついつい自分目線になってしまうからだ。

 

その場の空気を良くする…というのは、
受け身同士が集まってもなかなかそうはならない。
(周りを見て合わせているだけの状態…)

 

各々が最良のイメージを持って、
働きかけることによって実現していく。

 

う~ん、

この言葉の意味って、想像以上に深い…
というか、というよりも生きて行く中で最も大切なことだ。

 

 

 

 

 

どんなことでも最高の形にするためには、
その過程の中で多くの選択をしている。

 

最良のイメージがないと、
その選択を誤ってしまってばかりになる。

 

自分もそんな身に染みるような体験を
何度かしたことがあるが、すべては後の祭りだ。

 

なぜ、後にならないとそれが分からないのだろう?

 

自分なりに考えてみたが、
結局、自分の事しか考えられない状態の自分だった…

 

ということに帰結する。

 

さっきも言ったが、
自分の事しか考えられないとはいっても、
自分勝手とかワガママとか、そんなことではない。

 

周りの状況が全く把握出来てない…ということだ。

 

まぁ~、人生そのものが一度キリしかないのに、
そんな大切なことにさえ無頓着で、そんな人生を生きている自覚もない。

 

一期一会…それは急に起こったりもします。

 

あ、そうそう、
今からもう10年くらい前の話になりますが、
自分がスペインのセビージャに行った時のこと。

 

パコ・フェルナンデスというギターの名手に
ある人から預かっていたものを渡しに行ったんですが、

 

 

 

 

 

その時、パコから、

「今夜、俺のライブがあるから見に来いよ!」

といわれた。

 

もちろん興味あったので、

「あ、どこであるの?見に行くよ!」

と答えて、その夜にライブ会場へと向かった。

 

そこには、何百人というヒターノが集まっていて、
みんながこっちをジロジロ見てくるので自分がそこで浮いているのがわかった。

 

浮いているから見つけやすかったのか、
向こうの方からパコが自分を見つけてこっちにやって来た。

 

そして、いきなり

「メロンシート!俺のライブが始まる前にお前が舞台で一曲弾け!
今から俺が歌い手を見つけて来てやるから!」

と言って来た。

驚いたので、

「えっ?俺が弾くの?」

と反射的に言ったら、

パコは、

「当たり前やろ!お前のギターを聴いたら
周りのヒターノ達はみんな腰抜かすぞ!
ええ歌い手を見つけて来てやるから!!」

と嬉しそうな顔をしながら声高に言った。

「えっ、でもギター持って来てへんからなぁ…」

と答えると、
パコは静かに頷いて、パッと去って行った。

 

そして、その後ライブを見て帰ったわけだが、
なんか変な気分の状態になっていた。

 

それから、2年後…

 

パコが日本へやって来た。

 

久しぶりの再会で、
あの時のことをすっかり忘れていた自分は、
能天気にしばらくの間、普通に話していた。

 

すると突然パコが、

「なぁ、メロン、あの時のこと覚えているか?」

と聞いて来た。

あっ!

その瞬間、あの情景が一気に蘇った。

「メロンシートよ!なんであの時弾かへんかったんや?
ギターを持っていないなら俺のを貸してやったやろ?」

パコは続けてこう言った。

「俺が弾けへん奴にそんなことを言うと思うか?
お前が弾けると思ったから言ったんや!その意味がわかるか?
あの状況で弾いたらヒターノ達は必ずお前のことを一目置く。
すごい大きなチャンスをお前は逃したんやぞ!」

と言った。

 

時すでに遅し

である。

 

その後も、
パコが「チョコラテ」とか「カマロン」とか「テレモート」
のような巨匠達とどんな感じで出会ったか…いろんな興味深い話をしてくれたが…

ほとんど耳に入ってこなかった。

 

要はパコが面白いことをしようと提案して来たのに、
自分はただグダグダと負のエネルギーを出してしまったのだ。

 

自信があるとか無いとかそんな問題ではないのだ。

 

そんなものは謙虚でもなんでもない。

 

そんな風に突然起こってくる一期一会に対しても、
柔軟にその場を最高の形にしようとすることが人に尽くすということなんだろう。

 

どんなことでもやり直しっていうのは基本は出来ない。

 

もちろん違う視点で見てみると、
出来るんだけど、でもそれはまた別の意味だ。

 

最終的には、自分自身が取捨選択しながら積み重ねて来た経験が、
自分の人生となって行くわけだから一期一会を大切に…と思う。

 

どんな状況であっても、
その瞬間が最高の形になるように最善を尽くし続ける。

 

才能よりももっともっと大事なもの。

 

あ、そういえば世間でよく言われる、
あの人って才能があるのに…、というのもここに帰着する。

 

 

 

 

 

一流の人は最善の選択を知っている。

 

いま、どこで何をしたらいいのか?

 

一回限りの美学

 

一期一会の教訓でした。

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