ベトナムで知ったフラメンコという幻想

《ブログランキングに参加してます。応援よろしくお願いします!》

  

 

こんにちは、フラメンコギタリストの松村哲志です。

 

只今、自分流チキンカレーを作ってる最中です。

 

さて、出来上がるまでにもうしばらく煮込む必要があるので、

その間に、今回は「ベトナム」に行った時の話をしようと思います。

 

自分自身、「ベトナム」に行くのは初めてだったんですが、
行くまであんなに細長い国だとは知りませんでした。

 

まるで「Sの字」のように見える国です。

 

で、

 

行った先はホーチミンではなく

ハノイ

中国から近い方にあるベトナムの首都です。

 

日本から3632kmのところにあって、
熱帯で常夏の街。死ぬほど暑いです。(゚o゚;;

 

まず行ってみて最初に驚いたこと…

 

 

それは、

 

 

 

大量のバイク

 

大量な上に一台に最大4人乗っているので、
集団でバイクが来ると思わず逃げたくなるぐらいです。

 

信号もないので、渡るのも大変…
だけど、その中をするすると人がすり抜けていくんです。

 

 

 

 

 

最初の何回かは戸惑って道をなかなか横断できませんでしたが、
しばらくすると、割と慣れてきて自分でもビックリ。

 

写真もビックリでしょ?

 

荷物を上手く積んでますよね?

 

 

 

 

 

この荷物でも、運転は皆さん慣れたもんです。

 

そして、次に驚いたこと…

 

ベトナム料理

 

これがめちゃくちゃ美味しい。
どれもこれも丁寧で感動するぐらいです。

 

フォーもこんなに美味しいものとは初めて知りました。

 

出汁のきき方が関西風のうどんを彷彿とさせる感じ。

 

いや、秋田県横手市の「十文字ラーメン」のような感じの方が近いかも…

 

 

 

 

 

ライムなのかな?
柑橘系のものが大量においてあります。

 

 

 

 

 

あと、日本では聞いたことがない
「チャーカー」という麺類の料理。

 

 

 

 

 

これも本当に美味しかったが、
写真に写ってる魚は、なんと「雷魚」らしい…。

 

あとこれ。

ヨーグルトコーヒー

 

 

 

 

 

 

 

見た感じより濃厚で最後まで薄まらなく飲めてめちゃくちゃ美味しい。

 

ベトナムにはコンデンスミルクが沈んでる「ベトナムコーヒー」というのがあって、
それも感動するぐらい美味しい。

 

うまくないものがない国。

 

そんな印象。

 

 

そして、次に驚いたこと…

 

ハノイの夜景

 

旧市街を歩いてると、
こんな感じの綺麗な提灯のような照明が至るところで輝いています。

 

カラフルなものってテンション上がりますよね?

 

 

 

 

 

ホテル近くの湖に浮かぶ…何かの秘密基地か?

 

 

 

 

 

そして、「TOP OF THE HANOI」
から見たハノイの街。

 

 

 

 

 

まぁ、こんな感じで楽しいひと時は瞬間で過ぎ去っていきます。

 

あ、

これは演奏前の一コマ

 

 

 

 

 

湿度が高いので我がフラメンコギターも大変そうでしょう…?

 

 

 

 

 

音響のお兄さんとツーショット。

 

そして、翌朝…

 

帰国の段階で手元に大量の「ドン(ベトナムのお金)」
が残ってることに気がつきます。

 

あ〜そういえば、羽田空港で8000円換金したっきり使っていないな〜。

 

「そうだ、残りの1時間でお土産を買って使い切ろう!」
と近くのお店に駆け足で行きました。

 

ベトナムは漆が有名らしく
日本では見ないカラフルな漆器がズラリと並んでいました。

 

牛の角で作られたスプーンやフォーク、
そして、漆器を何点かレジに持って行ってお会計をすると、

 

「〇〇ドンです!」

 

えっ、そんなはずは…

手元にあるお金がまだまだ残ってるくらいの合計金額…

 

値札をちゃんと見て買ってるのになんでだろう?

「ん〜、もっと他に探さないとな…」

としばらく見ていると、店の人同士ゴソゴソ慌てている…

 

『すいません!さっきの計算間違えていました(ベトナム語)』
(ほぼゼスチャーで理解してるつもり)

というわけで、8000円ぴったりの合計額。

 

それにしても、店員さんが何度も何度も「すいません!」を連発するので

なんだか笑けてしまいました。(о´∀`о)

 

そんな感じで、ベトナムのお金を残すことなく
綺麗な漆器のお土産を両手に空港へ向かうことにしました。

 

今回はいろんな物が見れて食べれて、そしてお土産まで大量に買えて
いい旅だったなぁととタクシーに乗り込む自分。

 

さて、空港までのタクシーは現地の日本人が手配してくれた
ということで運転手さんは日本語が話せる人らしい。

 

 

車内では運転手さんと談笑しながら、

 

ベトナムの名所やタム湖に途中連れて行ってくれたり、
運転手さんが大阪に住んでいた時の話を聞いたり…

 

あっという間に空港に到着していました。

 

親切な運転手さんはトランクから荷物を出してくれて、

「また、ベトナムに来てください!」

と言ってくれ、

『もちろんです!』

と答えた自分…

 

 

と、その時…

 

運転手「お兄さん!それはギターですか?」

自分『(お、興味あるのかな?)はい、フラメンコギターです!』

運転手「ん…???」

自分『(あれ、伝わってないのかな?)スペインのフラメンコギターです!』

運転手「…?」

自分『スペインは知ってますか?』

運転手「はい、ヨーロッパの国ですよね?」

自分『そうです、そのスペインの音楽なんですフラメンコって…』

運転手「あ〜、そうなんですか、知りませんでした」

自分『まぁそうですよね…(^^;;』

 

と言った感じで最後のお別れした。

 

そして、タクシーは去った。

 

これまで、フラメンコを全く知らない人にあったことはなかった。

 

こういう経験は生まれて初めてだったのだ。

 

この国にはフラメンコを知らない人が
きっと多いに違いない。

 

もしかしたら、知ってる人を探すほうが難しい可能性がある。

 

ということは、この国での自分の価値を考えてみると、
一体どこにあるのか…はっきり言ってない。

 

う〜ん、探そうにも探せない状態になった。

 

日本にいると、フラメンコのことをそれなりに知ってる人もいるので
フラメンコに価値があるとかないとか考えたこともなかった。

 

きっと昔は日本も全く同じ状態だったに違いない。

 

ということは、
日本でフラメンコが浸透していること自体誰かが作った価値というわけだ。

 

自分はそれにただ乗っかって活動していたのを思い知った一言だった。

 

そういえば、パコ・デ・ルシアがインタビューで
「どこどこの国は自分の音楽を理解してくれてとても嬉しいです!」

と言ってるのを思い出した。

 

それを読んだ時は「そりゃそうだろ!パコのギターだから当然でしょ?」
と思ったが、いや実際はそうじゃない。

 

パコが最初に世界ツアーをしていた頃は
そんな国が結構多かったはずだ。

 

初期の頃のパコは経費の関係で
単身で現地に向かい、現地のそこそこ弾けるギタリストを調達して
自分のセカンドギターを任せてコンサートしていたらしい。

 

そこから少しずつ、フラメンコの価値を高めて
スペインからセクステットで世界を回れるまでなったわけだ。

 

仕事とは=価値を提供すること

価値があるから=お金を払う

価値を高める=高い金額を払う人が増える

 

こんなことをフラメンコでパコは成し遂げてきたのだ。

 

今あることは全て普通ではない。

 

ベトナム最後の瞬間に出会った『最大のお土産』を運転手さんから授かった。

 

運転手さん…グラシアス!

松村哲志の初のソロアルバム『I’M MELONCITO』はこちらから!

松村哲志の初ソロアルバムはこちらからどうぞ!

全10曲【完全オリジナル9曲と大胆なアレンジで聴かせる『荒城の月』の大作!!!】共演 斎藤崇也、葛西レオ、ルイス・デ・ペリキン、モイセ・エレディア、ノノ、パコ・フェルナンデス他

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です